有報全部読むノート
記事一覧(ページ 5/11)
「制裁強化」だけでは原油高にならない――次に見るのは中国向けの実輸出です
「対イラン制裁をさらに強める」。この見出しだけなら、原油は上がりそうです。ところが8月24日、ニューヨークのWTI原油先物10月限は1バレル85.01ドルで清算し、前営業日から2.05ドル、率にして2.35%下がりました。強い言葉と価格の…
ROE92.2%の3-Dマトリックス――本当に続く利益はどれだけか
スリー・ディー・マトリックスの2026年4月期ROEは92.2%でした。精密機器35社の中央値9.2%を大きく上回ります。しかし、税引前利益41.52億円のうち26.61億円、約64%は為替差益です。
米国債の買い戻し倍増で、長期債や金利低下に強い株を先回りしてよいのでしょうか
米10年国債利回りは8月20日の4.65%から21日に4.69%へ、30年債は5.19%から5.23%へ上がりました。どちらも4bpの上昇です。値幅だけなら小さいのですが、直前に米財務省が長期債の買い戻しを倍増すると発表した後だけに、少し…
米国債を買い戻すのに金利が下がらないなら、株は何を見ればいい?
「米政府が国債を買うなら、債券価格は上がり、金利は下がるはず」。そう考えるのが自然です。
米財務省が長期債を買い戻すのに、なぜ金利は戻ったのか
米国の30年国債利回りが、米財務省の発表直後に約0.10ポイント下がりました。ところが翌日には5.23%へ戻り、21日の報道時点では5.276%です。「国が買うなら債券価格は上がり、金利は下がる」はずなのに、効果はほぼ一日で薄れました。
営業利益率18.8%のゴールドウイン――高収益は成長投資後も続くのか
ゴールドウインの2026年3月期の営業利益率は18.8%でした。繊維製品35社の中央値3.8%、第3四分位9.6%を上回り、EDINET DBの同業比較では1位です。ところが、2027年3月期の会社予想は売上高5.7%増に対して営業利益0…
金利が上がっても金が上がるのはなぜ? 金ETFと金鉱株を分ける2つの式
米国の長期金利が上がれば、利息を生まない金は売られる。これは投資の教科書でよく見る説明です。ところが8月21日、COMEX金先物は1トロイオンス4,680.60ドルで清算され、週間では5%超上昇しました。同じ週には米10年債利回りが4.7…
米加50%関税が発効——日本株は自動車より農機を先に見るべきか
「カナダ製品に50%関税」。この見出しを見て、カナダに工場を持つトヨタやホンダまで利益が一気に削られるのでは、と考えた方もいるかもしれません。
AIサーバー15%値上げは強気材料? 見るべきはGPUより「メモリーの3倍」です
NVIDIAは、AIの学習や推論に使うGPUと、それを束ねるシステムを提供する米国企業です。クラウド大手やデータセンター事業者へ計算基盤を売り、2026年4月までの3カ月だけで売上高816億ドル、そのうちデータセンターが752億ドルを占め…
「駐車場会社」なのに売上の49%は観光——日本駐車場開発の競争力は強まっているか
日本駐車場開発の2025年7月期の営業利益率は20.8%でした。不動産業132社の中央値10.0%の約2倍で、順位は13位です。ところが、売上高のうちスキー場とテーマパークが占める比率は合計49.2%。社名から想像する姿と、利益を伸ばす事…
Samsungの最大110兆ウォン還元は、半導体投資の終わりを意味するのか
Samsung Electronicsが、2026年に90兆~110兆ウォンの株主還元を見込むと発表しました。最大額はReuters換算で約795億ドルです。これを見ると、「もう工場にお金を使う場所がないのでは」と感じるかもしれません。
Brentだけでは足りない――イラン原油「5ドル反転」を日本株でどう見るか
「原油が上がれば、INPEXも元売りも海運も同じように追い風」。そんな見方をいったん止める数字が出ました。
農機が不振でもDeereが増益になった理由――日本の機械株は「売り先」で分ける
Deere & Companyは、John Deereブランドの大型トラクターや収穫機だけでなく、油圧ショベル、ホイールローダー、林業機械、金融サービスまで手がける米国の機械大手です。2026年度3Qの売上高・金融収益は126.08億ドル…
営業利益率21.4%のウェザーニューズ――天気アプリの利益はどこまで続くのか
ウェザーニューズの2026年5月期は、売上高が4.1%増えたのに対し、営業利益は16.1%増えました。営業利益率は19.2%から21.4%へ上昇しています。ところが、営業キャッシュフローは17.8%減りました。
Walmartは利益予想超えでもなぜ取引終盤9.6%安? 市場が見たのは「客数の減速」です
売上も利益も市場予想を超え、通期見通しまで引き上げた。それでも株価は米国時間8月20日の取引終盤に9.6%下がりました。好決算なのに、なぜでしょうか。
新米38%安でも、食品株がすぐ増益とは限らない理由
新潟の2026年産「一般コシヒカリ」の概算金が、玄米60kg当たり1万8,500円になりました。前年の3万円から38%安です。全国のスーパーでも、8月10〜16日の米の平均価格は5kg当たり3,191円と、前年同期より16.1%下がってい…
CPIは2%未満なのに、なぜ日銀の利上げ観測は消えないのか
「物価目標は2%なのに、7月の全国コアCPIは1.8%。それなら日銀の利上げは遠のくのでは?」
営業利益率6.5%から15.2%へ――Sansanの利益はどこまで続くのか
Sansanの営業利益率は、1年で6.5%から15.2%へ上がりました。売上高は24.4%増ですが、営業利益は2.9倍です。一方、8月19日提出の有価証券報告書では、「減損」が事業等のリスクに新しく現れました。
米国債の買い戻し倍増は「株高のQE」なのか
8月19日の米国市場で、少し変わった数字が並びました。S&P500は前日比0.2%高と小幅な反発にとどまった一方、30年国債利回りは5.28%から5.18%へ、一日で0.10ポイント下がりました(AP)。きっかけは、米財務省が長期国債の買…
米国債の買い戻しはQEなのか? 成長株を見る前に押さえたい1つの違い
米30年国債の利回りが、財務省の発表後に5.28%から5.18%へ下がりました。10年金利も4.71%から4.64%へ低下しています。長期金利に押されていた米国の成長株を見ていると、「政府が債券を買うならQEと同じ。これで金利は下がるので…