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電算の上期利益予想は2.6倍。年間の稼ぐ力も上がった?
「上期の利益予想が大幅に上がれば、年間の稼ぐ力もその分だけ強くなった」と思われがちです。電算の経常利益予想は上期だけなら約2.6倍になりましたが、通期は据え置きでした。今回は、この差を確かめます。
原油高で上がるENEOS、増益はどこまで続くのでしょうか
「原油高なら、石油元売りの稼ぐ力も強くなる」と思われがちです。ところがENEOSの開示では、在庫の影響を除いた石油製品ほかの増益1,250億円のうち、834億円が「タイムラグ」による寄与でした。決算説明資料を読むと、油価だけでは説明できな…
森ヒルズリートの分配金3,100円は、家賃の稼ぐ力で支えられるか
「REITの分配金が安定していれば、家賃から稼ぐ利益も安定している」と思われがちです。ところが森ヒルズリートは、次の2期とも分配金3,100円を予想しながら、1口利益は2,950円、2,831円と見込んでいます。決算短信
Hameeの営業赤字転落は、本業悪化なのか――前年をそろえると見える回復の条件
「営業赤字に転落した会社は、本業も前年より悪くなった」と思われがちです。ところがHameeの今回の営業損失は、今も残る事業だけで比べると縮小していました。私は、赤字という水準と、改善しているかという方向を分けて読みました。
EBITDA27.8%増で買収は成功? アインHDは利息と返済まで見る
買収でEBITDAが増えれば、株主に残る利益も同じように伸びると思われがちです。ところがアインホールディングスの今回の決算は、EBITDAが27.8%増なのに経常利益は8.0%減でした。私は、買収の成果を測るには、利益がどの段階で細くなる…
丹青社40.5%減益――内装需要は弱くなったのでしょうか
「大幅減益なら、その会社への需要も弱くなっている」と思われがちです。ところが丹青社の上期営業利益は前年同期比40.5%減でも、期初の上期計画を11.4%上回りました。私は、減益率だけで需要の強弱を判断できない決算だと読みました。決算短信と…
オハラ、AI向け売上は倍増へ。前年比増益を支えるのは光事業
AI向けの売上が急増する会社なら、全社の増益もAI関連事業が引っ張ると思われがちです。ところがオハラの今期計画を分解すると、前年比の営業増益約3.06億円のうち、約3.00億円はカメラ向けなどの「光事業」の赤字縮小でした。私は、AI向けの…
クミアイ化学の利益下方修正は、在庫評価損が終われば回復するのでしょうか
「在庫評価損は一時的なので、翌期の利益は元に戻る」と思われがちです。ところがクミアイ化学は、売上予想を引き上げる一方で、営業利益予想を72億円から27億円へ減額しました。9月11日の開示を読むと、私は「評価損が消えること」と「利益を稼ぐ力…
値上げしたサトウ食品が87.5%減益。コメが安くなれば回復する?
値上げできる会社は、利益も守れると思われがちです。ところがサトウ食品は、パックごはんを値上げした後の5~7月期に営業利益が87.5%減りました。9月10日の決算短信を読み、私は「値上げの実施」と「値上げ後も選ばれること」を分ける必要がある…
積水ハウス16%増益は、米国住宅の回復を意味するのでしょうか
「住宅会社の営業増益は、新築住宅需要の回復を示す」と思われがちです。ところが積水ハウスの中間決算は、連結営業利益が16.0%増える一方、国際事業は93.2%減益でした。決算短信の内訳から、この食い違いを確かめます。
アシックスの自社株買い、2,000万株と2,500万株は足せません
「自社株買いに消却が加われば、1株利益は二重に増える」と思われがちです。アシックスが9月9日に発表したのは、上限2,000万株の取得と2,500万株の消却ですが、4,500万株分の利益押し上げにはなりません。私は、この二つを足さずに読むこ…
三井ハイテック、34.5%上方修正でも上期の利益を延長できない理由
三井ハイテック(6966)は、自動車メーカーなどへモーターの鉄心「モーターコア」を、半導体メーカーへリードフレームを供給する部品会社です。金型から量産までを手がけ、車載用モーターコアでは自社調べで世界首位と説明しています。製品紹介によると…
萩原工業38.2%増益――値上げの次は在庫の回収を見る
萩原工業(7856)は、工事現場のシート、物流用の大型袋、農業・包装用資材を作るメーカーです。樹脂を糸にして織り、加工する事業に加え、フィルムなどを切る産業機械も手掛けます。有価証券報告書で確認できる前期の売上は約319億円。建設・農業・…
アイルの10.2%減益計画は「1年限り」か――翌々期の55億円を読む
アイル(3854)は、中堅・中小企業向けに販売・在庫管理の「アラジンオフィス」や、ネットショップの受注・在庫をまとめる「CROSS MALL」を提供するシステム会社です。導入から保守までを手掛け、2026年7月期の連結売上は208.89億…
営業利益29.6%増でも本業回復とは言えない――エイチームで見るべき利益
エイチームホールディングス(3662)は、「引越し侍」などの比較サービスや法人向け集客支援、化粧品などの通販、ゲームを運営する会社です。利用者を事業者へ紹介する報酬、商品販売、ゲーム内課金などで稼ぐ、年商約230億円のインターネット企業で…
泉州電業、粗利率は下がっても営業利益40.9%増。次に見るのは販管費です
泉州電業(9824)は、工場の機械や建物に使う電線・ケーブルを仕入れ、仕様提案や加工、配送まで担う技術商社です。メーカーと需要家をつなぎ、2025年10月期の連結売上高は1,355.91億円でした。事業紹介と前期決算を参照しました。
カナモトは売上2.6%増で営業利益31.6%増。建設需要が急拡大したのでしょうか
カナモト(9678)は、工事現場で使う建設機械を建設会社などに貸し出す企業です。北海道を地盤に全国で展開し、機械を仕入れて繰り返し貸すことが収益の中心です。2025年10月期の連結売上高は2,132.66億円。機械を製造する会社とは、利益…
新米38%安でも、食品株がすぐ増益とは限らない理由
新潟の2026年産「一般コシヒカリ」の概算金が、玄米60kg当たり1万8,500円になりました。前年の3万円から38%安です。全国のスーパーでも、8月10〜16日の米の平均価格は5kg当たり3,191円と、前年同期より16.1%下がってい…
売上は21%増なのに純利益は20%減? 第一三共の決算で見えた「薬が売れた後」の壁
売上が2割増えた会社の純利益が2割減る。数字だけを見ると、少し変に感じませんか。