マーケット深掘りノート
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1日で株価5.7倍。でも「買える株」は全体の6.73%しかなかった、という話
7月27日、中国のメモリー半導体メーカー・CXMT(長鑫存儲)という会社が、上海の株式市場に新規上場しました。上場前に決まっていた株価(IPO価格)は1株8.66元でしたが、いざ取引が始まると、最初についた値段(始値)はなんと49.50元…
「年5台」の中国製装置で、なぜ日経平均が約2,000円も下がったのか
7月28日の朝、日経平均は9時15分時点で前日比1,991.88円安まで下がりました。ところが、下落の引き金の一つとされた中国製半導体装置の2026年生産計画は、報道ベースで「約5台」です。
パソコンのメモリ、いつの間にか値上がりしていませんか?
パソコンやスマホを買い替えようとして、「あれ、メモリ増設だけでこんなに高いの?」と感じたことはないでしょうか。実はこれ、気のせいではありません。
会社の「解体価値」の18倍。この株価、高すぎませんか?
半導体検査装置メーカーのアドバンテストという会社をご存知でしょうか。AIサーバー向けの半導体を検査する装置で世界トップシェアを持つ会社です。
関税で1兆3,800億円吹き飛んでも、売上高は過去最高。トヨタ決算のねじれを読み解きます
トヨタ自動車の2026年3月期決算に、こんな数字が出てきます。「米関税の影響額、1兆3,800億円」(出所: response.jp)。ちなみに2025年8月時点の予想では1兆4,000億円で、内訳は車両そのものへの関税で1兆円、部品会社…
1週間で3倍。この数字、何だと思いますか?
7月24日、韓国の株式市場でサイドカーが発動しました。先物価格が急変動したときに、プログラム売買の売り注文を一時的に止める仕組みです。終値では前日比マイナス5.72%、日中には一時マイナス6%近くまで下げた場面もありました。日経平均も同じ…
純利益95%減、それでも黒字。日本製鉄の決算から「今日失効する関税」の話をします
日本製鉄の2026年3月期決算、純利益は171億円でした。前の期から95%の減益です。売上は10兆円を超えて過去最高クラスなのに、利益はほぼ消えた。しかも会社自身は決算の直前まで「700億円の赤字」を見込んでいた(2025年11月に600…
売上25%増のIntelは急騰、売上24%増のAlphabetは下落。同じ好決算で何が違ったのか
この2日間の米国決算、数字を並べると不思議なことになっています。
ANAの前提は「6月末に中東安定」だった――原油100ドルで何が変わる?
ANAホールディングスの2027年3月期計画には、気になる前提があります。「中東情勢の影響は第1四半期末までに収束し、その後は徐々に正常化する」というものです。つまり、6月末には最悪期を越える想定でした。
「骨太」は効かなかった。円163円台と、拡大する中東の戦争
7月上旬、日本政府は「骨太の方針」を通じて日銀の独立性を明記し、市場はこれを一定の安心材料として受け止めた。実際、7月11日には財務相のGPIF関連発言もあって長期金利が急反転する場面もあった。
好決算なのに株価が下がる。AlphabetとTeslaが見せた、同じパターン
7月半ばから続いてきた「AI投資は本当に回収できるのか」という懐疑論争に、7月22日、初めての実質的な答えが出た。AlphabetとTeslaの決算発表である。
誰も話題にしていないけれど、効くかもしれない話――高市内閣支持率急落と「副首都法案」
中東情勢、AI投資への懐疑、米国の関税措置――ここ数週間、マーケットの話題はもっぱら海外発のニュースに占められてきた。だが、足元で静かに進行している国内の政治的な変化にも、目を向けておいたほうがいいかもしれない。
ストップ安から4日で+17%。キオクシアの往復が教えてくれること
2026年7月17日、キオクシアの株はストップ安だった。それがわずか4営業日後の7月21日、今度は前週末比8,950円高(17.2%)の急反発になった。同じ1週間のうちに、株価が値幅制限の下限から大きく反転した計算になる。
ホルムズだけじゃない。紅海でも封鎖宣言が出た日に、原油が語っていたこと
2026年7月20日、イエメンのイラン同盟勢力ホーシー派が「サウジアラビアに対する即時海上封鎖」を宣言した。
米関税「7/24の崖」に隠れたもう一つの論点 — Section 122失効・新301関税・日本は12.5%案
2026年7月後半、市場の関心は半導体・AI投資への懸念や中東情勢に集中している。しかしその陰で、米国の対日関税をめぐる制度そのものが大きく切り替わろうとしている。
キオクシアがストップ安、時価総額30兆円割れ — 半導体株2日連続暴落の裏にある「AI投資は回収できるのか」という問い
2026年7月17日、東京市場でキオクシアホールディングス(285A)の株価が寄り付き直後に急落し、前日比1万円安の5万2110円でストップ安となった。6月に付けた上場来高値(取引時間中11万2700円)からは1カ月弱で半値以下、時価総額…
TSMCは最高益なのに株安 — 中国メモリー最大手CXMT、時価総額13.9兆円の上場が突きつけた「次の変数」
2026年7月16日、台湾のTSMCが四半期決算を発表した。売上高は前年比+36%、粗利率・営業利益率ともに会社ガイダンスを上回り、2026年の設備投資計画を$52〜56billionから$60〜64billionへ上方修正した。「AI関…
中国経済、コロナ以来初の「目標割れ」 — 輸出+27%と内需氷点の二速経済を読む
7月15日、中国の4-6月期GDPが発表されました。結果は前年比+4.3%。市場予想(4.6%前後)を下回り、政府の通年目標「4.5〜5%前後」を四半期ベースでコロナ禍以来初めて割り込みました。3年半ぶりの低成長です。
暴落から1日で急反発、そしてASMLの強気決算 — 「AI投資は減速か加速か」の答え合わせが始まった
7月14日、韓国株式市場は歴史的な暴落に見舞われました。KOSPIは-8.95%、AIメモリーの主役SKハイニックスは-15.4%と上場来最大の下げ。「業績は最高なのに株価が暴落する」という現象に、AI投資ブームの終わりを連想した人も多か…
米インフレ、6年ぶりの大幅低下 — それでも「9月利上げ63%」が残った理由
7月14日の夜(日本時間)、注目の米6月CPI(消費者物価指数)が発表されました。結果は前月比マイナス0.4%。月次の低下幅としては2020年4月以来、およそ6年ぶりの大きさです。前年比では3.5%と、市場予想の3.8%も、5月の4.2%…