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VW株が上がっても、日本の部品株を「回復」と見てよいとは限りません
フォルクスワーゲン(VW)は、大衆車のVWや高級車のアウディなどを通じ、個人・法人に自動車を販売する欧州最大級の企業グループです。2026年上期の売上は約1,581億ユーロ。日本の部品会社にとっても、欧州の生産・調達方針を読むうえで重要な…
米雇用16.2万人でも、景気敏感株まで強気にしない理由
「米国の雇用が16.2万人も増えたなら、景気は再加速している。銀行株も景気敏感株も強いのでは?」
中国の「完成後販売」は住宅市場を救うのか――日本株には一括追い風ではありません
買い手を守る政策が出たのに、中国の不動産株は下がりました。8月31日のCSI300不動産指数は4.7%安、香港上場の中国デベロッパー指数は6.2%安でした(Reuters)。
長期金利3%なら銀行株でよい? 答えは「利ざや・債券・信用コスト」の3点セットです
9月2日の日経平均は前営業日比1,889.70円安の64,325.64円で終わりました。東証プライムでは1,436銘柄が下落し、上昇は100銘柄だけです(株探、2026年9月2日)。一方で、「金利上昇なら銀行には追い風」という説明も見かけ…
数量3%減でも営業利益22%増――伊藤園は「値上げ成功」と見てよいのか
9月2日朝、日経平均が大きく下げるなか、伊藤園株は3,221円、前日比7.0%高の特別買い気配となりました。きっかけは前日に発表した2027年4月期第1四半期決算です。しかし数字を一段めくると、「暑くてお茶が売れた会社」の決算ではありませ…
インドGDP+7.8%でも、インド株投信を成長率だけで見てはいけない理由
インドの4–6月期実質GDPは前年同期比7.8%増でした。Reuters集計の市場予想7.1%を上回る強い数字です。ところが、その翌日に出た8月の製造業PMIは53.5から52.8へ低下し、工場の雇用は30カ月ぶりに減少しました。
壱番屋ストップ高、「TOBプレミアム」を前提にしてよいのでしょうか
カレーハウスCoCo壱番屋を運営する壱番屋は、国内外でカレー店を展開し、フランチャイズ加盟店への食材供給や運営指導でも収益を得る外食チェーンです。2026年2月末の国内店舗は他業態を含め1,285店、海外は218店。2026年2月期の売上…
利益+17.6%でも、中国関連株をまとめて見直せない理由
ファナックの2026年4〜6月期の中国売上は693億円、前年同期比30.0%増でした。ところが同じ中国で、1〜7月の不動産開発投資は19.2%減っています。
承認は大きい。でも武田の利益は「76.9%」では決まりません
武田薬品工業は、日本に本社を置き、消化器、希少疾患、血漿分画製剤、がん、神経領域などで世界販売する大手製薬会社です。2026年3月期の売上収益は4兆5,057億円。今回のMIMRYLOは、同社が自社で発見した薬ではなく、米Protagon…
BASEの340円TOB、応募すれば全部売れる? 答えは「上限20%なので分かりません」
BASEは、個人や小さなチームがネットショップを開ける「BASE」、オンライン決済の「PAY.JP」、将来の売上債権を使った資金提供「YELL BANK」などを運営する会社です。2025年12月期の売上高は207.29億円、営業利益は16…
好材料の直後に20億ドル調達――Modernaの下落は弱気サインなのでしょうか
Modernaは、mRNAを使ったワクチンや治療薬を開発・販売する米国のバイオ医薬品会社です。感染症ワクチンで商業収入を持つ一方、現在はMerckと個別化mRNAがん治療「intismeran autogene」を共同開発しています。20…
自動車保険5%値上げでSOMPOはすぐ増益? 答えは「修理単価7.9%」にあります
「また自動車保険が上がるのか」と感じた方は多いのではないでしょうか。損保ジャパンが2027年1月から任意自動車保険料を平均約5%引き上げる方針だと、8月24日に共同通信や日本経済新聞が報じました。
米財務省が長期債を買い戻すのに、なぜ金利は戻ったのか
米国の30年国債利回りが、米財務省の発表直後に約0.10ポイント下がりました。ところが翌日には5.23%へ戻り、21日の報道時点では5.276%です。「国が買うなら債券価格は上がり、金利は下がる」はずなのに、効果はほぼ一日で薄れました。
米加50%関税が発効——日本株は自動車より農機を先に見るべきか
「カナダ製品に50%関税」。この見出しを見て、カナダに工場を持つトヨタやホンダまで利益が一気に削られるのでは、と考えた方もいるかもしれません。
農機が不振でもDeereが増益になった理由――日本の機械株は「売り先」で分ける
Deere & Companyは、John Deereブランドの大型トラクターや収穫機だけでなく、油圧ショベル、ホイールローダー、林業機械、金融サービスまで手がける米国の機械大手です。2026年度3Qの売上高・金融収益は126.08億ドル…
新米38%安でも、食品株がすぐ増益とは限らない理由
新潟の2026年産「一般コシヒカリ」の概算金が、玄米60kg当たり1万8,500円になりました。前年の3万円から38%安です。全国のスーパーでも、8月10〜16日の米の平均価格は5kg当たり3,191円と、前年同期より16.1%下がってい…
第3相が成功したAmylyx、次に見るのは「薬効」ではなく希薄化と市場化です
Amylyx Pharmaceuticalsは、内分泌疾患と神経変性疾患の新薬を開発する米国の臨床段階バイオ企業です。現在は製品売上を計上しておらず、主力候補avexitideの承認・発売が企業価値を大きく左右します。
AIサーバーが液冷になっても、ファン株を外してはいけない理由
「AIサーバーは液冷になる。なら、ファンや小型モーターの会社はもう古いのでは?」
GDPはプラスなのに、内需株をまとめて強気で見られない理由
「日本の4–6月期GDPはプラス成長」。この見出しだけなら、小売も設備投資関連も銀行も追い風に見えます。
銅高でも非鉄株を一括で見ない――BHPの「価格+35%・生産-3%」が示す分岐
銅の価格は上がっているのに、世界最大級の鉱山会社BHPでは銅の生産量が減っています。
米小売-0.6%なのに、衣料と外食は増えた?――「消費失速」の中身を分解する
「米国の消費が急に止まった」と聞くと、ネット通販も外食も衣料品も、まとめて売れなくなった姿を想像しがちです。ところが、8月14日に発表された7月の米小売売上高は、少し変わった内訳でした。
「50%関税」でもカナダドルは発表翌日0.2%安? 本当に重いのは別の数字です
「追加関税は50%」。この数字だけを見ると、北米の貿易がすぐに止まりそうです。ところが発表翌日のカナダドルは、米ドルに対して0.2%安の1米ドル=1.4104カナダドル。1週間ぶり安値ではあったものの、50%という見出しに比べれば反応は小…
原油の半分がロシア産なのに、インドの製油所は本当にもうかるのか
「輸入の半分がロシア産」。この数字だけを見ると、インドの製油所が安い原油を大量に買い、大きな利益を得ているように見えます。
売れないのに金利は上がる? 米消費に出た少し嫌なねじれ
「景気が弱い数字なら、金利は下がる」。市場ではよく聞く説明です。ところが8月14日の米国では、少し違う動きが起きました。
売上は増えたのに営業利益は減った――「史上級エルニーニョ」を株価材料にする前に
日清オイリオグループの2026年3月期は、売上高が前年比4.4%増えました。ところが営業利益は11.7%減り、棚卸資産は13.7%増えています。
「100%関税」なのに日本は15%? ドローン株を見る前に確認したい原産地の条件
「米国がドローンに100%関税」。この見出しだけを見ると、日本製ドローンも米国で一気に高くなるように感じます。
卸売物価4.7%なのに米株は最高値?「0.0%」の裏にあるもう一つの数字
「物価が前年比4.7%も上がっているのに、なぜ株価は最高値なのだろう」。
売上25%増なのに株価は下落? AMAT決算が映す「期待値の壁」
売上高は前年同期比25%増。1株利益は41%増。それでも株価は決算後に下がりました。
ガソリンは下がったのに、飛行機代は上がる? 米CPI「+0.1%」の中身
「米国の物価は7月に0.1%しか上がらなかった」と聞くと、インフレはかなり落ち着いたように見えます。
米CPIは鈍化したのに、パソコン価格は3.5%上昇? AIブームが値札に届いた日
「物価は少し落ち着いた」というニュースを見た翌日に、パソコンの価格だけが大きく上がっていたら、少し変だと思いませんか。
四半期売上より大きい増資? Intel「200億ドル」の本当の読み方
「売上が好調なら、なぜ株を大量に発行するのでしょうか」
売上25億ドルなのに、設備投資93億ドル? AIクラウド決算の「ねじれ」を読む
売上高が1年で2倍になった会社と聞けば、普通は「利益も急増しているのでは」と考えます。ところが、AI向けクラウドを手がけるCoreWeaveの2026年4〜6月期は、売上高25.75億ドルに対して、設備投資は93.52億ドル。売上の約3.…
売上44.7%増なのに、なぜ「もっと必要」なのか? TSMCの7月数字を読み解く
TSMCの7月売上高は、前年同月比44.7%増の4,675.8億台湾ドルでした。数字だけを見ると、AI半導体ブームがさらに加速しているように見えます。
売上161億ドルの会社が、なぜ150億ドルも増資するのか
Intelの直近四半期の売上高は161億ドルでした。前年同期比では25%増です。データセンター・AI部門の売上高は63億ドルで、59%も伸びました。
銅は最高値なのに「余っている」? 価格を押し上げる在庫の場所
銅先物が2026年8月6日に1ポンド6.85ドルを超えました。LMEの銅も1トン1万4,500ドル近辺です。ここまで聞くと、「AIデータセンターや電気自動車で銅が足りないから」と考えたくなります。
三井物産の「12.5%」が気になる――米100%関税はもう始まったのか
「米国が100%関税」。この見出しだけを見ると、中国やインドの輸出品が来週から一斉に2倍になるように感じます。
含み益450億ドルなのに、なぜソフトバンクGの利益は18%減ったのか
「OpenAIへの投資で450億ドルの含み益がある」。この数字だけを見ると、ソフトバンクグループの決算は文句なしに好調だったように思えます。
売上5%増、受注残9%増なのに株価23%安? 航空機部品で起きている「作れない」問題
「注文が増えている会社なら、株価も上がるはず」。普通はそう考えますよね。
GPUではなく「光」を禁じる? 27%シェアが映すAIデータセンターの弱点
フジクラの2026年3月期売上高は1兆1,823.58億円、営業利益は1,887.07億円でした。EDINET(edinet-insight)の開示データから計算すると、前期比でそれぞれ20.7%、39.2%増です。AIデータセンター向け…
500万処方なのに成長ゼロ? 経口Wegovy決算の不思議
「発売から500万処方を突破した薬」と聞けば、会社の売上も利益も勢いよく伸びているように思えます。ところが、肥満症治療薬Wegovyを手がけるNovo Nordiskの2026年4〜6月期決算は、そう単純ではありませんでした。
売れないのに牛肉が高い?Tyson決算に出た「牛不足」の逆説
スーパーで牛肉の値札を見て、「前より高くなった」と感じる人は多いはずです。普通なら、値段が上がって売れ行きが落ちれば、やがて値下げが起きそうです。
「18.8万バレル増産」なのに、原油が増えた気がしないのはなぜ?
OPEC+が増産を決めました。数字は日量18.8万バレルです。一見すると、原油不足が和らいでガソリン代や航空運賃にも追い風になりそうです。
純利益45%増なのに株価は下落? みずほ決算で見えた「金利上昇の次」
決算が良ければ、株価も素直に上がる。そう思いたくなりますが、今回は少し変です。
炎症は88%下がったのに、心筋梗塞は減らなかった?
「炎症の数値は88%低下」「心血管イベントのハザード比は0.99」「株価は8.8%安」。この3つが同じ薬をめぐって並びました。
売上は21%増なのに純利益は20%減? 第一三共の決算で見えた「薬が売れた後」の壁
売上が2割増えた会社の純利益が2割減る。数字だけを見ると、少し変に感じませんか。
5円も円高になったのに、なぜ翌日には160円台へ戻ったのか
1ドル162.8円付近だった円相場が、約50分で157円台まで動きました。単純計算で約5円の円高です。ところが、その勢いは続きませんでした。日本銀行が政策金利を1.0%で据え置くと、ドル円は再び160円台へ戻りました。
1カ月で64%下落した株、今日15時30分に運命が決まります
「天国か地獄か」——ある証券情報サイトが、今日発表される決算をこう表現しました。
「8%から1%」なのに、食品は7%安くならない?
スーパーで税抜100円の商品を買うと、今の税込価格は108円です。食料品の消費税率が1%になれば101円。税率は7ポイント下がりますが、レシートの金額は7%ではなく、約6.48%下がります。
世界最大級のカメラ用センサー拠点、実は熊本にあります — 震度7の地震が突いた「シリコンアイランド」の弱点
デジタルカメラで写真を撮るとき、レンズの奥にある小さな半導体チップ(イメージセンサー)が光を電気信号に変えています。世界のカメラで使われているこのチップの多くは、実は日本の熊本県で作られています。ソニーの熊本工場は、デジタルカメラ用や産業…
売上28%増なのに営業利益8%減? AI投資で分かれたMicrosoftとMeta
売上が28%も増えた会社の営業利益が、逆に8%減りました。
信用倍率が上がったのに「危険シグナル」? キオクシア株が教えてくれる需給の読み方
キオクシアホールディングスの信用倍率が、6月26日の27.8倍から7月17日には36.8倍まで上がりました。
「たった5台」の報道で、なぜ日経平均が3.95%も下がったのか
7月28日、東京エレクトロンの株価は10.95%下がり、55,920円で取引を終えました。キオクシアHDは18.33%安の44,550円。日経平均も3.95%安の62,364.92円となりました。
原油、1週間で12.2%安。「戦争が止まったから」って、本当にそれだけ?
いきなりですが、こんな数字から始めさせてください。世界の原油価格の指標のひとつであるブレント原油、7月23日には1バレル$100.69まで上がっていました。それが、7月27日にはなんと$88.36まで下がっています。わずか4日間で、12.…
1日で株価5.7倍。でも「買える株」は全体の6.73%しかなかった、という話
7月27日、中国のメモリー半導体メーカー・CXMT(長鑫存儲)という会社が、上海の株式市場に新規上場しました。上場前に決まっていた株価(IPO価格)は1株8.66元でしたが、いざ取引が始まると、最初についた値段(始値)はなんと49.50元…
「年5台」の中国製装置で、なぜ日経平均が約2,000円も下がったのか
7月28日の朝、日経平均は9時15分時点で前日比1,991.88円安まで下がりました。ところが、下落の引き金の一つとされた中国製半導体装置の2026年生産計画は、報道ベースで「約5台」です。
パソコンのメモリ、いつの間にか値上がりしていませんか?
パソコンやスマホを買い替えようとして、「あれ、メモリ増設だけでこんなに高いの?」と感じたことはないでしょうか。実はこれ、気のせいではありません。
会社の「解体価値」の18倍。この株価、高すぎませんか?
半導体検査装置メーカーのアドバンテストという会社をご存知でしょうか。AIサーバー向けの半導体を検査する装置で世界トップシェアを持つ会社です。
1週間で3倍。この数字、何だと思いますか?
7月24日、韓国の株式市場でサイドカーが発動しました。先物価格が急変動したときに、プログラム売買の売り注文を一時的に止める仕組みです。終値では前日比マイナス5.72%、日中には一時マイナス6%近くまで下げた場面もありました。日経平均も同じ…
ANAの前提は「6月末に中東安定」だった――原油100ドルで何が変わる?
ANAホールディングスの2027年3月期計画には、気になる前提があります。「中東情勢の影響は第1四半期末までに収束し、その後は徐々に正常化する」というものです。つまり、6月末には最悪期を越える想定でした。
ストップ安から4日で+17%。キオクシアの往復が教えてくれること
2026年7月17日、キオクシアの株はストップ安だった。それがわずか4営業日後の7月21日、今度は前週末比8,950円高(17.2%)の急反発になった。同じ1週間のうちに、株価が値幅制限の下限から大きく反転した計算になる。
ホルムズだけじゃない。紅海でも封鎖宣言が出た日に、原油が語っていたこと
2026年7月20日、イエメンのイラン同盟勢力ホーシー派が「サウジアラビアに対する即時海上封鎖」を宣言した。